ワインの基礎知識

皆さま、こんばんは。「ビオディナミな日常」の管理人、Kurinoです。

「ビオディナミワインって何?」と思われた方、きっと多いと思います。この「ビオディナミワインをまなぶ」コーナーではワインの基礎から最新のトピックスまで、少しずつ楽しく学べるように順番に説明していきますね。

まず最初のステップとして、ワインの基礎知識から。

皆さまはワインがどういうお酒かご存じでしょうか?
「ぶどうで造られたお酒?」
はい、半分正解です。では他の果実酒とは何が違うのでしょうか。

■ワインとは・・?
ワインというお酒は「ブドウを原料として醸造した酒類」という定義があります。

ちょっと難しい感じがしますが、ブドウだけが原料で、ほかの果物を混ぜたり、水を加えたりせずに作るお酒ということです。

実はこれって結構珍しいことで、日本酒だとお米、麹、お水の3つが無いと作れないし、ビールも麦とお水とポップが必要です。

ワインはブドウに糖分、水分が含まれていて、果皮に酵母が付いているので、極端に言うとブドウだけあればワインが造れる条件が揃います。(実際は酵母を添加したり、濾過の過程で卵白を加える事もあります。)

■ワインの分類
ワインと言えば赤ワイン、白ワイン、ロゼワイン、そして最近ですとオレンジワインも有名になりつつありますが、発泡性がないワインの事を「スティルワイン」と言います。

シャンパン(シャンパーニュ)のように発泡性があるワインを「スパークリングワイン」と言います。他にもアルコールを添加した「フォーティファイドワイン」や、フルーツや薬草を加えた「フレーバードワイン」なども。

このウェブサイトでは主にスティルワインとスパークリングワインを扱います。ワインのジャンルの中でも最もポピュラーなので、選択肢が多く、入手しやすいメリットがあります。

■ワインの生産地
レストランに行くとフランスやイタリア、スペインのワインをよく見かけます。スーパーのワインコーナーでもこれらの国のものを多く取り扱っていますよね。

ですが、実はワインってたくさんの国で生産されています。もちろん、日本も!

昔からワインを作ってきていた国を「旧世界」、比較的最近作り始めた国を「新世界」といって分類することが多いのですが、もはやこの分け方も意味をなさないほど、高品質なワインが世界中で生産されています。

以前は北緯、南緯30 - 50度のエリア(これを「ワインベルト」と言います)がワイン用のブドウ栽培に適していましたが、温暖化の影響で徐々に変化しています。

意外な国がワインを作っていたりするので、これからますます目が離せません。ぜひ、皆さまも「〇〇(国名)、ワイン」で検索してみてください。新たな発見があるかもしれません。