ワインのマナーを学ぶ
皆さま、こんばんは。「ビオディナミな日常」の管理人、Kurinoです。
2回目のレッスンテーマはワインのマナー。これからワインを愉しむにあたり、ぜひ覚えておいてほしい事をいくつかお伝えします。難しく考えなくて大丈夫。大切なのはワインを一緒に楽しむ人への思いやりです。ちょっとした知識があるだけで、あなたも周りの人もワインのある時間をもっと楽しむことができます。

- グラスをぶつけて乾杯しない
テレビドラマなどでワイングラスをカチンとぶつけて乾杯するシーンをご覧になったことがあるかと思います。実はあまりスマートではありません。というのも、良いワイングラスはとっても薄いので、グラスをぶつけることで割れてしまう可能性があるから。なので、乾杯の時は軽くグラスを持ち上げて、周囲とアイコンタクトをするのが良いです。もし、知らずにグラスをぶつけて乾杯しようとする人がいたら、相手に恥ずかしい思いをさせないために、ゆっくりとグラスを近づけてそっと乾杯するようにしましょう。 - ワインのあらさがしをしない
産地や品種、製法によって色んな味わいがあるワイン。赤ワインといっても軽めの物から重めのものまで、実に様々な違いがあります。そのため、もし出されたワインがあなたの好みでなかったとしても、別の誰かにとっては好みの物かもしれません。「このワイン、美味しくないよね」といったネガティブなコメントはしないように気を付けましょう。もし好みの物でなかった場合、私は良く「これは通の人向けの味わいですね」というコメントをします。ワインを否定せず、自分の意思表示ができるコメントを事前に考えておくといざというときに便利でしょう。 - 飲めない相手に無理に薦めない
たとえワイン会であったとしても、飲める量は人それぞれ。体調があまり良くない事だってあるでしょう。誰かのグラスが空になっていると注ぎたくなるかもしれません。「どうぞどうぞ」と注ぐのではなく、「もう1杯いかがですか?」と相手の意思確認をしてから注げるととてもエレガントです。逆に自分がもうこれ以上飲みたくない場合は、グラスに1口ぶんだけ残しておくのをオススメします。相手のペースを尊重し、誰もが快適に楽しい時間を過ごせるようにしましょう。 - ワイングラスのステム(脚)を持つ
ワインはとても繊細な飲み物。ちょっとした温度変化で香りの立ち方や味わいが変わってしまう事があります。ワイングラスのボウルの部分を持つと、手の温度でワインに影響がでてしまうので注意が必要です。グラスを持つときはステム(脚)を持つのが基本です。できれば握りしめるように持つのではなく、指で挟むように持つと美しく見えて良いでしょう。
いかがでしたでしょうか。どれも簡単にできることばかりです。
ご自宅で飲むことが多い方でも、普段から意識しておくことで外でも美しくスマートに飲めるようになると思います。ぜひ、試してみてください。